もう、ここまで揃うと、そちら側の趣味の女子にはたまらない光景のはずだと、思うんですが……。
さて、僕――八尾 南(やお みなみ)――は、真剣な眼差しで見つめてくる、彼――守口 射空(もりぐち いそら)――の、次の言葉を、待っています。
背の低い僕の顔の両脇には、射空がまっすぐ伸ばした腕があって。
僕は今、校舎の壁と射空の体に挟まれて、身動きできないでいるのですよ……。
さて、僕――八尾 南(やお みなみ)――は、真剣な眼差しで見つめてくる、彼――守口 射空(もりぐち いそら)――の、次の言葉を、待っています。
背の低い僕の顔の両脇には、射空がまっすぐ伸ばした腕があって。
僕は今、校舎の壁と射空の体に挟まれて、身動きできないでいるのですよ……。