勝手な感情を持つことなど、許さない。

俺の前だけで、笑っていればいい。

こういうどす黒い感情で心が満たされていくと、所詮、俺も、親父の息子なんだと、思い知る。

わかりきっていたことだ。

幼等部から大学部まで一貫教育の名門校など、最初から、俺には不釣り合いだったのだと。

まあ、お坊ちゃんの顔でいるのも、今日限りだが。