まどか様が、頷いて、立ち上がったので、僕も急いで机を片づけます。

まどか様は、腕組みをして、僕が立ち上がるのを待っていましたが、

「たまには、いいな。行くか」

そう言って、僕の手を握るまどか様は、また少し顔を赤くしていたので、

「あたたかくして、でかけましょう」

僕は、少し時期遅れになりつつあるマフラーを、まどか様の首にまわしたのでした。