えええええええ!?



「ちょっと佑騎?」



「覚悟しとけよ!?おれ……結構本気になったら積極的になるから」



そう言って佑騎はあたしのほっぺに軽くキスした。



!?



あたしは思わずほっぺを隠した。



するとそんなあたしを見て佑騎はニコッと笑うと、あたしの腕を掴むと歩き出した。



「ちょっと佑騎!」



抵抗してみるけど聞いてくれない。



仕方なく黙って着いていくと、あたしのクラスの前にやってきた。



「送ってやったぞ」



可愛らしい笑顔を見せてあたしを見下ろす佑騎。



「……あ、りがと」



そう御礼を言った瞬間。



教室の扉が開いた。



「美麗ちゃん!……と佑騎」



開いた扉を見つめると渡里君が顔を出した。



「渡里君」



そう言った瞬間。



佑騎はとんでもない一言を言った。