長い沈黙の後。
やっと尚が口を開いた。
『明日9時に迎え行くから』
プツ……プープー。
は?
切れた?
切られた?
「何なのよ……もぉ」
意味が分からなくてあたしはムッとしながらベットに倒れた。
すると気付かないうちにあたしは深い眠りに着いた。
次の日。
8時にアラームをかけていたあたしは、その時間に目を覚ました。
いつものように髪をセットして、メイクもする。
その後に制服に着替えてあたしはキッチンへと向かった。
パンを頬張りながら時計を見ると、8時45分をさしていた。
もうそろそろ……来るよね。
そう思っているとインターホンが鳴らされた。