その声を聞いて、あたしの睡魔はどこかへ飛んでいってあたしはガバッとベットから起き上がった。



「尚!?」



『遅ぇよ』



びっくりして名前を呼んだあたしに不機嫌そうにそう呟く尚。



その声はホントに不機嫌そうで。



じゃなくて……。



「何であたしの番号知ってるのよ!?」



あたし教えたつもりないし。



『お前の携帯見ただけだ。別にどうでもいいだろ?』



……。



信じらんない。



「普通人の携帯見る?」



『まぁ気にするな』



って気にします!!!



「もういいよ……何?」



『……』



って沈黙?



「ねぇ何?」