あたしの返事にフッと笑うと尚は軽く手を振って去って行った。
尚……。
さっきの尚の反応が気になる。
さっき何を考えていたんだろう。
あたしは気になりながらも尚の背中が見えなくなった事を確認すると家に入った。
あたしはすぐにお風呂に入った。
なんとなくドッと疲れた気がした。
ううん。多分疲れてるよね。
いろんな事があったもん。
思いっきりベットに倒れこむと、胸元に置いてあった携帯が鳴った。
♪♪~~。
睡魔が襲ってきてウトウトしながら携帯を開くと、知らない番号からの着信。
誰だろう……。
一瞬出るのにためらったけれど、しばらく鳴り続ける携帯にあたしは通話ボタンを押す決心をした。
ピ。
「もしもし……」
『俺だ』
!?