追いかけて行くと、公園が見えた。
ここに居るかな。
あたしは上がった呼吸を整えながら辺りを見渡す。
すると大きな遊具の隣で座り込んでいる佑騎を見つけた。
「……見つけた」
思わず声を出すと、その声にハッとしたように佑騎は顔を上げた。
「何で居んだよ」
そう言ってあたしを睨む佑騎。
……怒ってるよね、当然。
「ごめんなさい!!」
そう言ってあたしは深く頭を提げた。
「理由も聞かずに失礼な事言って……あたし、佑騎の事傷つけた。ホントごめん」
女嫌いになるなんて、きっとよっぽどの理由がある筈なのに。
それも聞かずにあんな事言っちゃって。
許してもらえるかなんて分からないけど。
謝らずには居られなかった。
「別に……怒ってなんかねぇよ」
そう呟く佑騎。
「え?」