とうとうやって来たこの時。
「えー……今日から、君達と勉強する沖田咲さんだ」
みんなの視線が集中する中、教卓の前で紹介される咲ちゃん。
「よろしくお願いします」
綺麗なロングの黒髪。
制服もすっごい似合ってる。
あーぁ。
この日がやって来た。
あたしにもやっと女友達ができるーー!!!
考えただけでも顔がニヤける。
駄目駄目。
ニヤけてたら、ただの変人じゃん!!
そう思って慌てて顔を無表情にする。
すると……。
「何か今までにいないタイプじゃね?」
「めっちゃ美人だし」
「おれタイプー」
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