美麗 Side
目を覚ますと、尚があたしの顔を見つめていた。
「あ……おはよ」
「……はよ」
う……。
未だ慣れない。
尚とは……その……エッチってのを何回かしてるけど。
こうやって目覚めてお互い裸っていうのは、慣れない。
だって……。
夜尚に見られてるんだよ!?
全部を!!全部だよ!?
あ……。考えただけで、熱が上がりそう。
恥ずかしくて顔が真っ赤になったあたしは、顔を隠そうと布団に顔まで潜った。
すると布団を少し持ち上げて尚は呟く。
「何してんだよ?」
何って……恥ずかしいからだよ。
「べっ……別に?」
布団に潜ったままあたしは尚に答える。