俺はこの喧嘩ばっかしてる体で。



抱き寄せただけで壊れてしまいそうな華奢な肩を。



俺を安心させてくれる優しい笑顔を。



俺を元気にしてくれる唇を。



俺に絡ませてくれる細い腕を。



守るから……。



お前はその誰よりも優しく強い心で。



俺の飛び出せない勇気を。



俺のホントは温もりを欲する幼心を。



俺がお前に見せる甘えを。



俺がお前にしか見せない弱さを。



支えてくれ……。



「な……美麗」



髪を撫でている手で前髪を上げて、俺は美麗のおでこにキスした。



そして美麗の隣に寝転がって目を閉じた……。