馬鹿力女!!?
その言葉にあたしはムカついた。
すると尚は成月に近づいて口を開いた。
「俺はお前に探せなんて頼んじゃいねぇぞ」
「頼まれてなくてもおれはお前に用があったんだ!」
そう言って成月は尚を睨んだ。
すると尚はめんどくさそうに、柔らかそうな髪をくしゃっとした。
その姿でさえ見惚れてしまうほどだ。
「あっそ。で?用って何だよ?」
あたしはその後目を見開く事になる。
だって……。
「今この教室に3年の奴等が向かってる」
って、えぇ!!?
向かってる!!?
現在進行形!!?
って、あたしはどうすればあああ!?