尚 Side 凛と別れて美麗を探していると、佑騎が俺の前に立ち塞がった。 「佑騎……どうした?」 そう聞くと、佑騎は俺に思いっきり頭を提げた。 「負けました!!!!」 ビク! あまりにも大きな声に驚いた。 「どうしたんだ?」 「今日の事で気付かされたっていうか……。やっぱり美麗には尚さんしかいないんだって思い知らされたっていうか……」