今、めんどくさいって言った?
「何で興味ない奴に自己紹介なんてしなきゃなんねぇんだよ」
興味ない奴?
「大体……何でこんなちんちくりんと仲良くしなきゃなんねぇんだよ」
ちんちくりん??
「おれ様の個人情報流す価値なんてねぇな、こいつには」
価値がない???
……。
何かすっごいムカついてきた。
何でこんな奴にそんな事言われなきゃいけないの!?
バンッ!!!!
気付いたらあたしは自分の机を思いっきり両手で叩いてた。
「あんた何!?あたしの事馬鹿に出来るほどあんた偉い訳!?」
「っちょ?美麗ちゃん??」
あたしの豹変ぶりに驚いている渡里君。
今にも金髪に飛び掛りそうなあたしと金髪の間に入ろうとする。
でも、あたしの怒りは納まらない。
「人を馬鹿にするの楽しい!!?」
「あぁ!?」
金髪もあたしの言葉にキレた様子で鋭い目つきであたしを見下ろす。