思わず息を呑んでしまう。
そんな時。
ピンポーン。
ドキ!!
心臓が跳ね上がるのが分かった。
「は……はぁーい」
あたしは重い足取りで玄関のドアノブに手を伸ばす。
おっと……。
あたしは手を引っ込めて、除き窓から外の様子を見る。
危ない危ない。
また尚に怒られるとこだった。
そう思いながらあたしは外に見える相変わらず整った顔の尚の顔を見て頬を赤く染めた。
うわ……開けるの、緊張する。
そう思ったけどいつまでも開けずにいる訳にはいかない。
何かいつもより扉が重い気がする。
……よし!
覚悟を決めてあたしはドアを開けた。