「健一。俺、香山送っていくから飲みに行けないぞ」
「はぁ?マジで?」


(……やっぱり行く気じゃねーか)

「あぁ。そういう訳だからな」
「香山。本当か?」
「はい…」



先生に送ってもらえる。
それだけで沙依の心臓はドキドキした。顔が体中が暑くなった。





「健一。お前も川口達送ってけよ」
「ったく。わかったよ」


健一は嫌そうに了承した。



「よし。行こう。校門前で待ってて」





沙依達が下駄箱に向かい、拓哉達は職員室に向かい帰宅準備をする。