今日から、新学期!


つーか、高校生だぁぁ!!


なんて興奮してるのは、
あたしと親友のサユちゃんだけだった。

木下 真白。
(キノシタ マシロ)


名前負けせずに、
両親譲りの白い肌だけが自慢の

ピッチピチの15歳だ。



「どうします?いい男居ますか?」

「居ましたよー、居ましたとも。」



なんて馬鹿げた会話をしてるのも、
あたしと親友のサユちゃんだけだった。


「そこ、静かにしなさい。」

なんて、入学式中に注意されたのも、
あたしと親友のサユちゃんだけだった。