彼女のセリフに反応して幾人かの戦闘員や怪人が動きかけた時、ハイパーマンの大声が轟いた。

「動くな!」

マイクも通してないのに凄まじい大声で、その場にいたほとんどが硬直した。

ちなみに硬直しなかったのは聴力を強化された一部の怪人で、そいつらは硬直を通り越して失神していた。

「僕は戦いに来たんじゃない」

静まり返る場をゆっくりと彼女の方へ降りていく。

彼女は数歩下がり身構えるがハイパーマンはそちらには向かわずマイクの前に立った。

「僕の話を聞いてくれ」

彼女へ顔を向け

「あなたも」