あ~やべぇ。
またくらくらしてきた。
目をつぶろうとした時
いきなり教室のドアが開いた。


「あっ!高橋いた!も~探しちゃった~。」


あぁ。木村か。


「どした。」



「え~あの。その~なんてゆーか。告白しにきた!」

…………へ?
木村が?俺にい?

「ちょ…まっ…ぇえ?」



「好きだったのずっと…。入学した頃から。ずっと気になってて。」


いや…俺全然気付かなかったし…。

いや…びっくりだよね…


「えっ…俺…。」


「返事とかいいよ!高橋に好きな人いるのは知ってるし!ごめん。困らせるだけだよね!じゃあ!」


そう言って木村は
ドアをパシャリと閉めて
走っていってしまった。


…………。



…………。



いや…びっくりの一言。



ドンッ。



………シーン



「……誰!?」