病室には重たい空気が流れていた



『俺・・・・病気やねん』



「えっ・・・・」



『知ってるやろ?心臓病。』




心臓病って・・・・



『俺が小学生やったとき学校でいきなり倒れてんな・・・・そんとき心臓病っていわれてん』



そんな小さいときから・・・?




『もしかしたら悠里を残して死ぬかもて思たら言えへんかった・・・・』



俊季くんは下を向きながら小さく“ごめん”と呟いた



『だっさいよな・・・彼女にこんな姿見せるなんて』



俊季くんは笑っていた



苦しそうな笑顔で・・・