「えっ?とし…っん!?」



言葉をさえぎるように俊季くんはあたしにキスをした。



両腕を片手でロッカーに押しつけられ、もう一つの手であごを上に向けられてる



・・・・息できない



あたしは両腕を押さえられてるから息ができないとうったえる事もできず、口を少し開けた。



その瞬間口の中に俊季くんの舌が入ってきた



「あっ・・・んんっ」



俊季くんの舌はまるで生き物みたいにクチュクチュと音をたてながら動く


その音が恥ずかしくてあたしの体がだんだん熱くなっていく



ロッカールームなんかいつ人がくるかわからない


こんなとこ見られたら・・・恥ずかしすぎるって



「とし・・・っき」



その時唇が急に離れた



『今、俊季って言った〜』


彼の笑顔がまぶしくてあたの不安はどこかに飛んでった



「くんってつけるの忘れてただけだよ!」