「みつき~!」

後ろからあすちゃんの声がする。

「あすちゃーん!」

この強い日差しでもあすちゃんの肌は焼けないよう。

相変らず、真っ白な肌で、かわいい笑顔で走ってくる。

「ひさしぶりー!元気だった?」

「元気だよ!美月はどう?宿題終わった?」

「あと、ちょっとなの。統計がさー。めんどくさくって」

「あー、あれ面倒だよねー。」

積もり積もった話をしながら、二人で歩いていくと、すでに隆則と土田くんは来ていた。