ハーフタイム中にシュート練習を行う。

コートを囲むように一年生はたち、ボールを拾い、先輩方にパスする。

受け取った先輩はシュートを打つ。

単純なことだけど、結構神経をつかう。

受け取る先輩がこっちに気がついてないのに、パスすると危険だし、逆に先輩がボールを欲しがっているのに気がつかないと、違った意味で危険(笑)

最初の頃は慣れなくて、先輩方もイライラしていたみたいだけど、だいぶコツをつかんできた。

できるだけ、レギュラーメインにパスをすること。

パスする前に先輩の名前を呼ぶこと。

そうすると、色々潤滑に進む。


シュート練習終了のブザーがなる。

ベンチに戻り、先生の話を聞く。

「15点くらい、あっという間にひっくり返る。ミスなく確実に行こう!」

「「はいっ」」


主審の合図でコートに入る。

後半が始まる。