「チョコレート渡す相手は…優さん…なんです…。」


少しだけ声を大きくしたつもりなのに小さくなってしまう。



「…えっ…??」



驚いた顔で,あたしを見る優さん…。



「あたし…優さんのためにチョコレート…作ったんです。」



「…あ…ありがとう…」