「純、お腹すいた―――!!」
喚く純に、あたしは言った。
『じゃぁ、手ぇ洗って来てね!!』
あ、そうだ。
純まだ1人じゃ不安だから、カナタも一緒に行ってもらおうか…。
『そうだ!…カナタも純と一緒に……』
カナタの方を見ると、“うげっ”って顔してた。
だけどもう純はカナタと行く気満々。
「カナタ兄ちゃん、早く行こうよ!!」
カナタの真下に行って、カナタの手をとって引っ張っている。
こう見ると、純ちっちゃ!!
ってかカナタが大きいだけか…。
これでもあたし162㎝あるんだけど、そのあたしでも見上げるくらいだからね。
180㎝くらいはあるんじゃないかな?