その日、あたしは学校をサボった。 保育園には連絡して、純は行かないことにした。 あのまま公園にいて、もう純は遊び疲れて草原で眠ってる。 カナタはなぜか、ずっとあたしのそばにいてくれてる。 公園の時計を見ると、もうすぐで12時だ。 「………」 『………』 「スー…スー……」 あたしたちに会話はなく、平日だから誰もいない公園には純の寝息しか聞こえない。