純が家に入ったのを見届けて、カナタに言った。 『公園…行く?』 「……ん」 二人で歩いて公園まで行った。 公園とは、あたしがカナタと入学式以来で会ったところ。 そして、カナタと誓が出会った場所。 その公園に着くまで、あたしたちに会話はなかった。 なんか張りつめた空気で、しゃべつ余裕がなかったんだ。