2人で並んで学校を後にした。



カナタから漂ってくる、この匂い。


この、〝誓〟の匂い。



これにももう慣れた。





でも1つだけ疑問が。




『ねぇカナタ』



「んぁ?」



『質問があるんだけど?』



「……?」




カナタは可愛い顔をして首を傾ける。