しばらくすると用意ができたみたいで、あたしたちの向かいのソファに座って紅茶をくれた。 「ありがとうございます」 『ありがとうございます』 ひゃぁー…… これからどうやって話を進めればいいの? って、目的ってなんだ? あれだよな? 誓に線香立てに来たんだよな? あたしが頭を混乱させて黙っていると、誰かが口を開いた。 「で……、竣…ちゃん……?」 それは誓のお母さんだった。