しゃべり方はお嬢様。

でも格好がヤンキー。


30歳は絶対に過ぎてるはずなのに、超ミニのデニムパンツ。
しかも黄色の派手な7分丈の服。




「あら……そちらは?」




誓のお母さんはあたしの方に視線が来た。


まぁそれが普通だけどね。




『あ、はじめまして。あたし、櫻井竣といいます……』




あたしは深くお辞儀しながら言った。




「……………そう、あなたが……」




『…?』




あんまり聞こえなかったけど、何言ったのかな?



そう思ってると、誓のお母さんは優しい笑みでほほ笑んでくれた。