翔くんが玄関のドアに鍵を差し込んだ。
…ガチャ
「どうした?入れよ」
「あっうん…」
「座ってていいよ」
あたしはベットに座った。
相変わらず、殺風景な部屋。
あたしまたここに来ちゃったんだね。
「…はぁ」
…やっぱり帰ろうかな。
このまま翔くんとしても、辛くなるだけだよ。
翔くんが冷蔵庫を開けて
「チューハイしかないけど、いい?」
「うん」
パタン
あたしに缶を差し出した。
「ありがと」
翔くんがタバコに火をつける。
口から白い煙が出た。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…