目を開けると
空が茜色に染まっていて
少しだけ目を細めた

朝の厚い雲は無く
綺麗に晴れ渡っていた


「仲沢さん!!」

どうやら公園のベンチに寝かされたらしい

由妃が濡れたハンカチを持って走ってくる

「…いまなんじ?」

明らかに5時間ほどは眠っていただろう

「夕方の4時だよ」