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「ただいまー。」



夜6時、いつも深夜帰りのお父さんが帰ってきた。


「お母さんはもう行ったのか?」


「うん。」


「今日はお父さんがカレーをつくるぞっ♪」

なんで…
そんなに普通なんだろう…



モヤモヤした気持ちが
隠しきれない。



「優芽??」


お父さんがあたしの様子を見て
困った顔をした。


「優芽はまだ中学2年生だもんな。辛い思いさせてすまない…。」


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