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それをやけに早口で言うと
逃げるようにお父さんは
玄関のドアを閉めた。


「あはは。優芽知らんかったんかー。さっきの驚いた顔めちゃおもろかったねんけど!!!もう一回やって??」


こっちの気も知らずに
アホなことばっかり
いってる颯馬。


「颯馬のばかー!!!」


あたしは自分の部屋へ行こうと
階段を一段飛ばしで上った。


「ふう…。」


まず思考の整理をしよう…


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