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お父さんの辛いカレーを
食べて部屋に戻ったあたしは


「090 8143 ****っと♪」


電話を手にしていた。


ー「もしもし??」


受話器の向こうから
落ち着く声が聞こえてきた。


「もしもし颯馬♪♪?」


颯馬は小さい時に
家がお隣りだった男の子。


歳は一つ上。


だから今中学3年生かな。


あたしの初恋の
相手でもある。


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