なんとか無事に始業式を終えるコトができた。それもこれも手を握って連れてきてくれた竜太のおかげだとつくづく思った。もしあの時竜太がいなかったらと思うと...ホントにヤバかったなッッッて思った。千香子は口にだしていえない分,心の中で感謝をしていた。

学校がはじまってカラ一週間が過ぎようとしていた。私は学校に行くのが苦痛になっていた。その理由は,先生だ。遠いところからキタ私たちの担任,杉本百合子[スギモトユリコ]は,とにかく女子のほぼ全員には厳しく,男子と女子の一部の子には優しい,いわばエコひいき教師だ。私はその杉本がにくくて02しょうがなかった。何故なら私は杉本カラ一番の標的にされていたカラだ。理由はわかっていない……ダカラなおさら嫌だ…。
例えば私が給食中はしを落したとするだろう,そうすると「なんでおとすんだ。」と15分位説教をくらった。私はワケがわからなかった。静かに食べていてたま02落としただけなのに……ただ洗えばすむだけなのに……と思っていたがそこで言い返すとまた説教が始まりカラやめておいた。
私はこのコトを友達であり、おさななじみである中澤ゆめ[ナカザワ]に相談した。