あたしは暗いところが大嫌い。
街灯が唯一の救いだ。


悠翔の酔いが覚めるまで
公園に寄り、ベンチに2人で腰かけた。





「悠翔~?生きてる?(笑)」

『おぅ。なんとか』

「んぢゃ帰ろっか?」

『まだ無理~』


と行って悠翔はあたしに抱きついてきた。

「ちょっと、悠翔。やめてよ~」

あたしは
酔ってるし冗談だと思って言い返した。

『俺、まぢだよ?』

「もう冗談はいいって~」


そしたら悠翔はあたしにキスをしてきた

それは、触れるか触れないかくらいの
優しいキスだった…


あたしは突然すぎて、あ然としていた


『ごめん。』

何もかもが突然すぎて
あたしは「うん…」としか言えなかった。
『でも、俺まぢだから。…じゃあ先帰る』


とだけ言って悠翔は帰っていった





………………………………


『えぇ!?』

あたしはやっと今起きたことが理解できた。


悠翔があたしを好き?










いや、それはないでしょ。

だって桜がいるじゃん








じゃあ今のは………?






あたしは1人で混乱していた



この現場を誰かが見てたなんて知らずに…