あの後、お互い仕事で疲れているため、知くんは家に帰った。 知くんは私にとって初めての男の子の友達だったのに、 その知くんが、ついさっきから私の彼氏? そんな事を1人、ソファーの上でゴロゴロしながら考える私はきっとニヤけてる。 ついさっきまで知くんがいた部屋、ソファーには知くんの甘い香りが漂う。 そのせいで私の頭は知くんでいっぱい。 『桃夏、これから幸せになるんだ!!』 広い部屋に私の喜びの声が響いた。