来た!?


『とっも……く…ん?』

振り返って目に映ったのは、


「よっ!!」


お昼にカフェテリアで会った人。


『…岡本先輩…でしたっけ?』


「覚えてくれたんだ。」


多分、2日喋らなかったら名前も忘れちゃう。


『どうしたんですか?』

この教室に用事でもあるのかな?

でも確か岡本先輩は2年生か3年生…だっけ?

1年生ではなかったような気がする…。


「探し物をしてんだけど、1人ぢゃ大変でさぁ~。誰かに手伝ってもらおうと思ったら、学校に残ってる人が桃夏ちゃんくらいしかいなくてさ。」


学校に残ってる人が桃夏だけ!?

知くん帰っちゃったのかな?


「だからさ、一緒に手伝ってくんない?」