パーティの打ち合わせも兼ねて、翌日悠晴と会うことにした。

 歩なんかのことを考えるより悠晴と楽しくバカ話をするほうがよっぽど楽しい。

 悠晴とのメールで重い気分が軽くなっていった。

 昨日、もしかしたら自分は歩のことを好きになったかもしれないと思った。

 でも、勘違いだったみたい。

 やっぱり嫌い。

 大嫌い。

 あたしを嫌ってるあんたなんて、好きなわけない。



 翌日、歩の愚痴を聡美に聞いてもらった。

「いくら何でも、それは酷いよ」

 当然聡美もご立腹。

 聡美にこれでもかってくらい悪口を植えつけて、悪の帝王くらいまでに仕立て上げてやった。

「マジムカつく。地味山のくせに」

 毒をたくさん吐き出すと、心が楽になる。

 その時の私の顔がどんなに醜いものでも、このストレスを抱えて生活するよりマシだと思った。

 そして、放課後。

 街のファストフード店にて。