さすがに目のやり場に困った。

 引き離すにもどこを触って良いかもわかんなかったし。

「じゃあチューして」

「はぁ?」

「チューして!」

「こら、酔っぱらい」

 何とかお前から離れて、その隙に服を出した。

 これは家には帰せないと思って、おばさんにメールを入れたんだ。

 その間にお前はベッドの上に移動してて、

「ほら、これ着て」

「イヤ。でもチューしてくれたら着る」

 今度は下着まで脱ごうとしたから、俺……。

 チュー、した。

 何回も、した。

 ベッドの上だし、結構理性ギリギリで……まぁ、響子さんの顔が浮かんだりもして。

 お前は満足したのか、服を着て布団に潜っていったよ。

 さすがに一緒には寝れないと思ったけど、部屋を出ようとしたら……

「やだやだ! 一人にしないでよ」

 お前、また泣き出して。

 で、結局一緒に寝た。