「な、なんだよ」



「んーん、なんでもなーい」




急に笑顔になった私を見て
宏夢は不思議そうな顔をしている






「…ねぇ…宏夢。
私、我儘になってもいい?」



「…え?」




「私、宏夢と結婚もしたいし
アメリカにも行きたいし
2人で幸せにもなりたいの…


…私、我儘だよね?」





一瞬びっくりした顔をしたが
宏夢は優しく微笑んで




「ばーか。
我儘なんかじゃねーよ、
今までいろいろ制限されてきたんだ
その分、思いっきり俺に甘えろよ」




その言葉に私はまた嬉しくなる

宏夢にもう一度ぎゅっと抱きつき聞いた




「私、宏夢と結婚していい?
アメリカにもついてきてくれる?
私のこと幸せにしてくれる?」




「ああ、もちろんだ。
全部叶えてやる」









そして、宏夢は
私に優しいキスをしてくれた