「………うん」




淳君は相槌を打ちながら静かに聞いてくれた。




「あたし…今まで…ずっと思ってたの…あたしは…淳君と釣り合ってるのかな…って…」




「………うん」




「あたしは普通の庶民で…淳君はお金持ちの人だから…結局、あたしは釣り合ってないんじゃないかって…思うときがあるの…」