あたしはイスから立ち上がると佐久間の制服の裾を掴んだ。




「………ゴメン…じゃあな…」




佐久間はそう言うと帰って行った。




「莉紅、帰ろうぜ」




立っていると淳君が教室に入ってきた。




「あ、うん…」




そしてあたしは鞄を持ちそのまま学校を後にした