そしてあたしは………これを期に、淳君を忘れることを、心の中で固く誓った。




―――――…




「おばさん…」




「荷物はまとまったかしら?」




「………はい」




「それじゃあ…行きましょうか」




「………はい」




「気を付けて持つのよ」