「莉紅のこと何にも知らねぇくせに、結婚とか言ってんじゃねぇよ、自惚れんな」




「淳君…」




「そ、そんなの後から分かることだろ?」




「考えが甘いんだよ、お前、そんな古くせぇ考え、莉紅には通用しねぇぞ?」




「淳君…」




淳君の腕の力がちょっとだけ強くなった。