「莉紅止めろ!」 淳君があたしを直人君から引き離した。 「あたしは直人君と結婚なんかしないって言ってるのに!どうしてそんなことするの!?」 「莉紅止めろ!相手にすんな!」 「………君が俺のものにならないからだろ?」 直人君はあたしをジッと見た。