「ざけんなよ…莉紅は渡さねぇって言ってんだろ?」




「でも、莉紅ちゃんはもう時期俺のものになるんだよ?」




直人君はそう言って、視線をあたしに向けた。




「………どうして?」




「え?」




「どうしてそういうことするの!?」




あたしはそう言って、直人君の服の裾を掴んだ。