「ほんとありがとな、中村」




「うん」




「よし、莉紅帰るぞ」




「うん、じゃあね美波ちゃん」




「バイバイ、気を付けてね」




「うん、美波ちゃんも気を付けてね」




「うん」




そして莉紅は中村に手を振ると、鞄を持って俺のところに駆け寄ってきた