そしてあたしは直人君の腕の中に収まった。




「ちょっと、莉紅ちゃんを離して!」




「良かったね、莉紅ちゃん?今日から君は俺のものだ」




直人君が耳元で囁いた。



「………え?」




な、何言ってるの…?




「ふざけないで!莉紅ちゃんを離しなさいよ!」